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職住一体の暮らしについて 4

(2011-05-11)
ついと立った母は、お湯を沸かして
砂糖水を作りました。
カップに熱いまま二つ。
お湯のみにはさましたやつを。


それを、若い夫婦には熱いやつ。
赤ちゃんにはさましたやつ。


呑み終えるのを父と母と、わたしで
黙ってみてました。



後でわかった話ですが、その夫婦は、
前にお世話になっていた親方さんの
とこを解雇され、家も追い出されて、
乳飲み子を抱えたまま行く当てなく
困窮していたそうです。
何か、不祥事があったようです。

で、遠縁の方がうちの出機屋さんを
していてくれた関係で、うちを
訪ねてくれた…ということらしい。


「よし、わかった」


それまで、自社工場を持たずに出機屋さん
だけでやっていたうちですが(当時はまだ
個人商店でした)、100坪ほどの工場を
建て、その一部は社宅兼事務所にしました。

その男の人は腕の立つ機直しさんで(少々
性格に問題ありやったそうですが、うちへ
来はってからはそんなことは皆無でした)、
女の人は持病はあるもののよい織り手さん
でした。

工場が建つまでは、うちの雑用をして
くれていたのですが、工場ができて、
工場の責任者にならはりました。
もちろん、職住一体です。
用人さん(織り手さん)も10人以上
来てくれはって、機も数十台すわりました。


この男の人、みな「やたさん」って呼んで
ました。もちろん、わたしたちも。
奥さんのことは「ゆきちゃん」。


うちはその後、株式会社にしたんですが、
その会社が昭和40年代に、月商1億円を超えたり、
日本でのシェア2位になったりする原動力は
この、やたさん始め、初期の出機屋さん
や工場の人たちがきばってくれはった
からこそ…と思うております。

うちの実家の仕事を継げなかった(継が
なかった)のは、私の大きな負い目ですが、
なにかとあると、あの雪の日の、やたさんが
うちへ来た夜のことを思い出します。

商売は人あってのもの。





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