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曲水の宴参宴2010.4.29

(2010-05-26)
お題は、「寄衣恋(きぬによするこひ)」でした。

失恋の涙で袖がびしょびしょに濡れてしまった、という類いの歌では、
情けない。御宮さんに献詠するのですから、寿ぎ歌でなければならない、
というのが私の考えなので、なかなか詠むのは難しいお題です。

83e9217b.jpg

むらさきの雲たな引きて白妙の衣の都やいつかはてなむ 信行


歌の背景

中国の真似しかしてこなかった日本人が日本人としての
アイデンティティを持ち始めたのは、平安時代の国風文化の
高まりとともに、より日本の風土に適した着物をきるように
なってからではないでしょうか?

日本の国の文化は、着物とともにあると言っても過言では
ないはずです。
平安~鎖国時代に、織物はめざましい発展を遂げ、高い技術と
独自性により、日本の文化の確立に貢献しました。

また、明治の富国強兵の時代、絹は日本の輸出産業の一番手であり、
日本経済を支えてきました。

よく「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」なぞと言われますが、
着物文化の中心には常に京都があり、言いかえれば、京都は
日本の文化をはぐくみ、成熟させた大きな器なのでしょう。

京都は日本人の心のふるさと…昨今ではそんな風に京都を形容
されることもあります。これは、正しくは寺社仏閣や京町家による
街並みゆえではなく、京都が衣(きぬ)の町であったからではないかと。
ま、これは自戒を含めてでもありますが(笑)

衣への思い、それは京都への思いであり、京都への尊敬。
京都への愛着。京都への恋慕。京都人としての誇り。
また、絹を生業としていた両親への思いも含めて。
(この文は妻裕子が書いてくれました。)

歌意

空には紫色の雲がたなびいている、なんと縁起のいいことだろう。
しかも染色に所縁のあるムラサキ、京都を象徴する色である。
着物で栄えたこの京都の町は、この経済不況・ライフスタイルの変化で
いつのまにか滅んでしまうのだろうか?
いや、京都の町は、着物文化は、滅びはしない、きっとまた隆盛を極める
だろう。


語意・文法について

1.白妙  「衣」にかかる枕詞であるが、ここでは白生地のイメージでも
      使っている。

2.や   反語の係助詞。この点、名詞の「都」が前にあるので、間投助詞
     ではないか、と思われる方もあるかもしれない。しかも4句目で
     きれいに「や」で終わっているので、俳句の切れ字(詠嘆を表す)
     として間投助詞ではないかと思われる方もあるかもしれない。

     しかし、係助詞はいろいろな語につくので前に名詞が来たからと
     言って間投助詞になるわけではない。

かくまでに黒くかなしき色あるわが思ふひとの春のまなざし 北原白秋


     また、意味的に4句と結句は繋がっているので(切れてはいないの
     で)切れ字とみることもできない。

春の夜にわが思ふなりわかき日のからくれなゐ悲しかりける 前川佐美雄


     どうしても間投助詞というなら、字足らずを防ぐ、音数を整える
     ための間投助詞というのが、一部の古語辞典に出ていたので、可
     能かもしれない。ただ、そんなにしてまで間投助詞にこだわる必
     要はないだろう。

3.なむ  完了の助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「む」の連体形
     きっと~だろう
     



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