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15年になります。その5

(2010-01-17)
前回のつづき・・・です。


わたしが当時受け持っていたのは中高一貫コースの数学で、
中学生としては会の中でもたぶん一番難しいコースやった
かと記憶しています。

もともとここの会の添削は、添削者の裁量にまかせてもら
える部分が多く、自由度がかなり高かったです。


普段関東エリアの子のものが多いこともあって、
彼の答案をみるのはそのときが初めてやったんですが、


 

全般にしっかりと解けていたように覚えています。
提出日は19日か20日やったかと思います。


避難所のどんな場所で、どういう風に暖をとりながら
答案に向かい合ったのか、筆記具や定規はどうしたのか…
そんなことも、小さな事かもしれませんが、思いを馳せると
涙が止まりませんでした。

だいたいそもそも、通信添削の答案なんて、まだ手を
つけていないものなら、会社に事情を言えば、いくらでも
新しいものが手に入るはずです。

何も、崩れた家の瓦礫の下からわざわざ危険をおかして
探しに行く必要もないものかもしれません。

ふつうに考えたら、もっと探しておくべきもの…たとえば、
小さいときの写真だったり思い出の品だったり、
すぐに必要な衣類だったり・・・

でも、彼にとっては、とにかく添削の答案を探し出して
〆切りに間に合わすことが何よりも重要やったんでしょうね。

彼はその時、中一でしたから、きっと何年間か一生懸命に
受験勉強をし、めでたく志望校に合格、さぁこれから5年余、
またがんばって大学合格を目指そう!という時やったのは
容易に察することができます。


受験生にとって、その白紙の答案がどれだけの意味をもつのか、
それを考えると、私は背筋がのびる思いでした。
普段は仕事の内容柄もあって、ある意味、生徒さんの心情を
考えないようにして作業をしていましたが、私だって受験生だった
時にはそうだったかもしれない…この添削問題をきちんと解いて
提出することが、この非常下にあって受験生としての平常心を
保つ一番の方法やと考えたんやと思います。


地震はどうしようもないことです。
現在の科学では、防ぐこともできません。
誰を、どこを恨むわけにはいきません。


起こってしまったことは仕方がない。


でも、そういう中で、どのように生き抜くか、一日も早く
平常に戻れるか、そのためにはどうしたらよいのか…




彼がその時に記載していた志望校は東大と京大やったかと
思いますが、きっときちんと合格してるはずです。
今、27歳か28歳になっているはずです。

どこで何をしているのか、どんな思いでこの今日の日を
迎えているのか、想像するしかありませんが、
きっとあの時の答案のことは忘れていないと思います。


この話、今までどこにもしたことがなかったんですが、
先日の京都新聞の記事を目にして、書いておこうと
思いました。長々、おつきあいいただき、おぉきに♪    




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