女性建築技術者の会著 『アルバムの家』

帯には「忘れていた宝物。10歳の自分を発見する本。
女性建築家たちが自分の育った家と暮らしをみずみずしい
感性でつづった33の家物語。北海道から九州まで全部
間取り図付き」とあります。
で、これ、間取り図ばっかりやのうて、写真(家やのうて、
著者メイン)もけっこう載ってて、これがラヴリ~

この建築家さんたちは、たぶん、うちと同世代の方が
多いんでしょうね。そーよねー、こんなかっこしてたわぁ。
とか、大人たちの髪型が妙に斬新な感じがしたり。
よぅ言われることですが、この時代って、ケとハレの
区別がものすごはっきりしてたんですよね。
間取り図は地域性もよみとれて、もちろん面白いん
ですけれど、同時に暮らしのことも描かれていて、
興味深い。日々のことや、地域・ご近所とのあれこれ。
うちも仕事柄、いろんな建築士の方とお出会いして
お仕事にふれる機会がありますが、建築士選びの
条件の一つとしてぜったいはずせないのは相性や
ないかなと思うてます。
相性があうかどうかに加えて、どれくらいこちら(施主)
側の感性や生活、越し方を理解してくれるか…
こういう同時代を生きてきた方には、説明せずとも
通じる何かがあるんやないかな…と思ったり。
町家の改修時にお世話になってみたいなぁ…という
建築士さんもありました。
機会があれば、ぜひ手にとってみてほしい本です。
スポンサーサイト